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あなたは合ってる?正しい練習水着の選び方

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練習水着は、毎日のトレーニングを支える土台のギアです。何を選ぶかで「すぐ伸びる/長持ちする」「動きやすい/ストレスが出る」「コストがかかる/安く済む」が変わってきます。

この記事では、特定のモデル名ではなく、練習水着を選ぶときの「基準」を解説します。素材・形状・サイズ感・コストの考え方を押さえれば、自分の練習スタイルに合った1着を、ショップで自分の判断で選べるようになります。

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練習水着とレース水着の違い

まず大前提。練習水着とレース水着は用途も素材もまったく違うものです。レース水着で練習してはいけない理由でもあります。

練習水着レース水着
主素材ポリエステル/PBT中心ナイロン+エラスタン+撥水加工
耐塩素性高い(数百時間OK)低い(寿命10〜15回程度)
コンプレッション弱〜中強い
撥水性能なし or 弱強い(回数で低下)
価格帯3,000〜10,000円程度20,000〜60,000円程度

練習水着は何百時間泳いでも問題ない素材で作られています。一方、レース水着は撥水コーティングと繊細な編み構造が命で、練習で使えばたちまち劣化します。両者は別物として運用してください。

選び方のポイント

①素材(耐塩素性)

練習水着でもっとも重要な要素は素材です。塩素を多く含むプール水で頻繁に泳ぐほど、素材の差が寿命の差になります。海外の素材ガイド(Spandexbyyard、Kiefer Aquatics等)から整理すると、耐塩素性の序列は次のようになります。

  • ポリエステル/PBT(ポリブチレンテレフタレート)ブレンド — 耐塩素性が極めて高く、海外では「ほぼ塩素プルーフ(chlorine-proof)」とも表現される。色落ち・伸び・型崩れが起きにくく、頻繁に泳ぐ人に最適
  • ポリエステル100% — PBTほどではないが耐塩素性は高い。100%ポリエステルの水着は、ライクラ100%の水着の3〜4倍の寿命があると報告されている
  • ポリエステル+スパンデックス(ライクラ) — フィット感は良いが耐塩素性はPBTより落ちる。中間的な選択肢
  • ナイロン+スパンデックス — 肌触りや伸縮性は良いが、塩素に弱く寿命が短い。レース水着寄りの素材で、競泳の毎日練習には不向き

マスターズや週3〜4回プールに通うなら、ポリエステル/PBTブレンド or ポリエステル100%がコストパフォーマンスで圧倒的に有利です。各メーカーは「耐久素材」「耐塩素素材」「Endurance(エンデュランス)」「Durafast(デュラファスト)」「タフスーツ」など独自の名称で、これらの素材を使った練習水着ラインを展開しています。ショップでは商品名ではなく、素材表記(ポリエステル比率・PBT表記)を見るのが確実です。

②形状(動きやすさとフィット)

男性

  • ジャマー(腰〜膝) — 練習用としてもっとも一般的。脚全体が覆われ、サポート感がある
  • スクエア/ボックス(腰〜太もも) — 短めの丈。動きやすい
  • ブリーフ — もっとも短い。スイミングスクールやマスターズで多い形。脚の動きを最大化したい人向け

女性

  • レーサーバック(Y字背中) — もっとも一般的な練習用デザイン。肩・背中の可動域を確保しやすい
  • オープンバック — 背中が広く開く。肩の自由度が高く、長時間練習でも疲れにくい
  • クローズドバック(クラシックストラップ) — 背中が閉じている。サポート感重視
  • ニースキン — 練習用としてもありだが、コンプレッションが弱めの練習向け生地が前提

③サイズ・フィット

練習水着は、レース用水着とは違って「ぴったりだが、長時間着ていてストレスがない」くらいが正解です。

  • 水中で生地が浮き上がらない(=ゆるすぎない)
  • 肩や股関節が無理なく動く
  • 練習1〜2時間着ていても食い込み・しびれが出ない
  • ストラップは指1〜2本入る程度

「ゆるい水着」は水を吸って重くなり、抵抗が増えてフォームも崩れます。「キツすぎる水着」は血流を妨げ、長時間練習で疲労が早まります。多少のキツさはOK・痛みはNGを判断基準に。

④コストパフォーマンス

練習水着は消耗品です。素材の差が寿命に直結するため、安い水着を頻繁に買い替えるより、耐塩素素材(ポリエステル/PBT)の水着を長く使うほうがトータルでは安くなるケースが多くあります。

  • 週1〜2回しか泳がない人 — 一般的な練習用ナイロンスパンデックス素材でも持つ
  • 週3回以上の人 — ポリエステル/PBT素材の練習水着を選ぶと寿命の差を実感しやすい
  • ほぼ毎日泳ぐ人 — 練習水着を2〜3着でローテーションし、1着あたりの使用頻度を下げると長持ちする

用途別の選び方

通常練習用

ポリエステル/PBT素材で、ぴったりサイズの動きやすい形状(男性ジャマー/女性レーサーバック等)。練習量が増えてくる中・上級者ほど、素材選びの効果が大きく出ます。

ドラッグスーツ(抵抗トレーニング用)

厚手のメッシュ素材で作られた、わざと水抵抗を増やすための練習用水着。通常の練習水着の上から重ねて履きます。短距離選手のスプリント練習や筋力強化に有効。海外ではPolymesh、Reversible系の名称で各メーカーがラインを展開しています。

ドリル・テクニック練習用

動作の幅を確認したい時は、動きやすさを優先した形状(男性ブリーフ・女性オープンバック等)が向いています。フォーム改善期は、コンプレッションよりも自由度を選ぶと、可動域の課題が見つけやすくなります。

お手入れで寿命がさらに伸びる

素材選び以上に効くのが、毎回のお手入れです。練習後の真水すすぎ・中性洗剤での手洗い・日陰での平干しを習慣化するだけで、寿命は大きく変わります。

お手入れの詳細は別記事で:

まとめ

練習水着の選び方は、ブランドやモデル名ではなく 「素材・形状・サイズ感・コスト」 の4軸で考えると整理しやすくなります。

✅ 素材 — 頻繁に泳ぐならポリエステル/PBT中心
✅ 形状 — 自分が動きやすい・サポート感が好みのタイプ
✅ サイズ — ゆるすぎず、痛みのないぴったり
✅ コスト — 1着の値段ではなく、寿命で割って判断

具体的なモデルは、毎シーズンメーカーから新作が出ます。ショップで素材表記(ポリエステル比率・PBT表記)とサイズチャートを照らし合わせるのが確実です。


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