平泳ぎで片足だけつま先が伸びる、足の甲で水を蹴る、左右が別々に動く。こうした「あおり足」は、足首の柔らかさだけでなく、足を外へ向けるタイミングを直すと改善しやすくなります。

あおり足は、足首が硬い人のキックですか?

足首だけが原因とは決まらないよ。片足だけなら、左右のタイミングや、かかとを引いたあとの足の向きを先に見よう。
先に答え
かかとを引く → 足裏を後ろへ向ける → 水を後ろから内側へ押す → 両脚を閉じて伸びる。まず後ろから足を見て、この順番のどこで左右がずれるか確認します。
あおり足を後ろから見分ける
| 後ろからの見え方 | 最初に直すこと |
|---|---|
| 片足だけ甲が後ろを向く | 両足を同時に外へ向ける |
| 両足のつま先が伸びたまま | かかとを引いたあと、足裏を後ろへ向ける |
| 膝が大きく開く | 膝より、かかとをお尻へ戻す |
| 蹴ったあとも足が離れる | 最後に両脚を閉じて伸びる |

自分の足は泳ぎながら見えません。施設の撮影ルールが許せば、コーチや家族に後ろから短い動画を撮ってもらいます。撮影できないときは、仰向けキックで自分の足先を見ます。

片足だけなのか、両足ともなのかで、直す場所が変わるんですね。

そう。まず1本撮って、足の向きと左右のタイミングを見れば、やみくもにキックを繰り返さずに済むよ。
あおり足になる4つの原因
1. 足を外へ向ける前に蹴っている
かかとを引いたあと、足裏が後ろへ向く準備がないまま蹴ると、足の甲で水を下へ送る形になります。速く蹴る前に、足先の向きを作ります。
2. かかとではなく膝を前へ引いている
膝を大きく前へ出すと、脚を引くときの抵抗が増えます。「膝を開く」より「かかとをお尻へ戻す」と考えると、回収を小さくしやすくなります。
3. 左右の足が別のタイミングで動く
急いで蹴ると、得意な足だけ先に外を向いたり、早く閉じたりします。壁につかまってゆっくり5回行い、左右同時に動く速さから始めます。
4. 蹴ったあとに脚が閉じていない
水を押したあとに足が開いたままだと、次の伸びで抵抗になります。最後は両脚をそろえ、つま先まで伸ばして1回のキックを終えます。
膝に違和感があるとき
足首や膝を手で強く外へねじらないでください。キックで痛みが出るときは、その日の平泳ぎキックをやめます。
プールで直す5段階
| 練習 | 回数 | 見るところ |
|---|---|---|
| プールサイドで足の向きを確認 | 5回×2 | 引く→足裏を後ろへ→閉じる |
| 仰向けキック | 12.5m×4 | 左右の足が同時に動く |
| 壁につかまってキック | 5回×3 | 足で水の重さを捉える |
| けのびキック | 25m×4 | 蹴ったあと両脚を閉じて進む |
| 通常の平泳ぎ | 25m×4 | キックのあとに伸びが入る |
1. プールサイドで順番を覚える
座って脚を前へ出し、かかとを軽く引きます。足裏を後ろへ向け、外側から内側へ円を描くように両足を閉じ、最後につま先を伸ばします。

2. 仰向けで自分の足を見る
仰向けでゆっくりキックし、両足先が同時に外を向くか、同時に閉じるかを見ます。膝が水面から大きく出たら、膝を前へ引きすぎています。
3. 壁で水の重さを感じる
壁につかまり、かかとを小さく引いて足裏を後ろへ向けます。速く振り回さず、足の内側で水を挟みながら両脚を閉じます。
4. けのびキックで進みを確認
壁を蹴って伸び、キックを1回ずつ行います。蹴る強さより、脚が閉じたあとに体が前へ進むかを見ます。
5. 通常の平泳ぎへ戻す
25mをゆっくり泳ぎ、腕を前へ戻す間にキックし、そのあとに伸びます。形が崩れたら、仰向けか壁の練習へ戻ります。

足裏で真後ろへ押すだけだと思っていました。

方向の目安にはなるけれど、実際の足は外側から後ろ、そして内側へ動くよ。最後に閉じるところまでが1回のキックだね。
試合前に確認すること
- 両脚が同時に動く
- 蹴る前に両足が外側を向く
- はさみ足や交互のキックにならない
- キック後に両脚が閉じる
- 後半も片足だけ遅れない
まとめ

次は後ろから動画を撮って、足の向きと左右のタイミングを見ます。直すところを1つ決めてから練習します!

それが一番分かりやすいよ。引く、向ける、押す、閉じる。ゆっくりそろえてから、普段の速さへ戻そう。
キックの合図
かかとを引く、足裏を後ろへ向ける、水を挟んで閉じる、伸びる。足首だけではなく、左右の順番をそろえます。
キック全体の直し方は平泳ぎキックの5つの確認点、腕と脚が合わない方は平泳ぎが進まない原因、試合の判定は競泳ルールの変遷もご覧ください。



コメント