「水泳を続けているのに、なかなか体重が動かない」。頑張っているほど、何を変えればいいのか分からなくなりますよね。
こういうときは、泳ぐ量をいきなり増やすよりも、練習後の食事・泳ぎの強度・1週間の運動回数を順番に見直すほうが整理しやすくなります。水泳コーチとして多くの方を見てきた経験をもとに、今日から変えられるポイントを具体的にまとめます。
先に結論
まずは「練習後に何を食べたか」を見直す
- 食事:練習後のご褒美や間食が増えていないか
- 強度:気持ちよく泳ぐだけで終わっていないか
- 頻度:水泳をしない日の活動量が極端に少なくないか
一度に全部変えなくて大丈夫です。最初の2週間は、いちばん心当たりのある一つだけ試してみましょう。
| こんな状態 | 最初に見るところ | 今日やること |
|---|---|---|
| 泳いだ日は食欲が止まらない | 練習後の食事・間食 | 食べた物を一日だけメモする |
| 毎回同じペースで泳いでいる | 泳ぎの強度 | 50mだけ少し速く泳ぐ区間を入れる |
| 水泳以外はほとんど動かない | 週全体の活動量 | 歩く時間を10分増やす |
| 毎日の体重に一喜一憂する | 記録の見方 | 1週間の平均で比べる |

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水泳をしても痩せにくい主な原因
当てはまるものが一つでもあれば、そこが最初の改善ポイントです。すべてを完璧にしようとせず、「これなら変えられそう」と思うところから始めてください。
① 練習後に食べる量が増えている
水泳の後はお腹が空きやすく、「今日は泳いだから」といつもより多く食べてしまいがちです。まず確認したいのは、普段の夕食そのものより、帰り道の菓子パン、甘い飲み物、お酒、夕食後のおやつ。ここが増えているなら、泳ぐ回数を増やす前に整える価値があります。
② 楽なペースだけで終わっている
ゆったり長く泳ぐことにも意味はあります。ただ、毎回まったく息が弾まないペースなら、運動量は想像より少ないことがあります。全体をきつくする必要はなく、50mを少し速めに泳ぐ区間を数本入れるだけでも、練習にメリハリがつきます。
③ 水泳をしない日の活動量が少ない
週に1〜2回しっかり泳いでも、それ以外の日をほとんど座って過ごしていると、1週間全体の運動量は伸びにくくなります。水泳の日を増やせない方は、通勤や買い物で歩く時間を少し増やすほうが続けやすいこともあります。
④ 短い期間の体重だけで判断している
体重は、水分量や食事の時間などでも日々動きます。昨日より増えた、3日間変わらない、というだけで失敗ではありません。同じ条件で測り、1週間の平均や服のゆとりも一緒に見ると、変化を落ち着いて追いやすくなります。
水泳がダイエットを続けやすい理由

全身を使いながら、自分で負荷を調整できる
水泳は腕・脚・体幹をまとめて使う全身運動です。泳ぐ速さ、距離、休憩の長さを変えられるため、体力に合わせて少しずつ運動量を増やせます。
関節への衝撃を抑えながら動ける
水中では浮力が体を支えてくれるため、ランニングの着地がつらい方にも取り組みやすい運動です。泳げない日でも、水中ウォーキングから始められます。
気分転換になり、習慣にしやすい
水に入ること自体が気分転換になり、「運動しなければ」ではなく「泳ぎたいから行く」に変わる方も少なくありません。ダイエットでは、短期間に追い込むことより、無理なく続けられる運動を持つことが大切です。
痩せないときに見直す順番
① 食事|練習後の空腹を先回りする
最初に見直したいのは、泳いだ後の食事です。帰宅まで時間が空くなら、何も用意せず我慢するより、おにぎりと牛乳、バナナとヨーグルトなどを準備しておくほうが、帰宅後の食べ過ぎを防ぎやすくなります。
プロテインは、夕食まで時間が空く日や、食事だけではたんぱく質を取りにくい日の選択肢です。「飲めば痩せる」商品ではありませんが、持ち運べる補食を決めておくと、練習後の行動が安定します。
粉末プロテインが使いやすい人
- 週に何度も泳ぎ、1回当たりの費用を抑えたい
- 帰宅後すぐに夕食を取れないことが多い
- 自宅やジムでシェイカーを使える
初めて買う方は、味が合うかを少量で試してから大袋へ進むと選びやすいです。
定番のザバスは、粉末タイプを初めて続けてみたい方に選びやすい商品です。甘さや溶け方には好みがあるため、普段使っている牛乳や水で飲める味かを確認して選んでください。
② 強度|少し速く泳ぐ時間をつくる
練習の全部を速くする必要はありません。たとえば50mを8本泳ぐなら、最初の4本は楽に、後半の4本は少し息が弾む速さにします。フォームが崩れるほど頑張らず、「もう1本できそう」と思える強度から始めるのがコツです。
③ 頻度|水泳と日常の活動を合わせて考える
週2回泳げる方は、1回をゆったり長め、もう1回を短いインターバル中心にすると変化をつけやすくなります。週1回しか通えない方も、歩く時間や階段を使う回数を増やせば、週全体の活動量を補えます。続かない週3回より、続けられる週1〜2回から組み立てるほうが現実的です。
目的別60分メニュー例

距離は目安です。途中でフォームが崩れる場合は、1本の距離を短くして休憩を入れてください。大切なのは、決めた距離を無理にこなすことではなく、楽に泳ぐ時間と少し頑張る時間を分けることです。
100m続けて泳げる方向け
- ウォームアップ:100m楽に泳ぐ+50mキック×2本
- 有酸素:100m×6本(楽〜ややきつい、休憩20〜30秒)
- 強度:50m×6本(少し速め、休憩30秒)
- フォーム:50m×4本(姿勢と呼吸を丁寧に)
- クールダウン:200m楽に泳ぐ
200m続けて泳げる方向け
- ウォームアップ:400m楽に泳ぐ+100mキック+100mプル
- 有酸素:200m×5本(一定ペース、休憩30秒)
- 強度:50m×8本(少し速め、休憩20〜30秒)
- 全身:100m個人メドレー×4本、または好きな2泳法を交互に
- クールダウン:200m楽に泳ぐ
練習後の補食は「次の食事までの時間」で選ぶ
仕事帰りや夜の練習では、食事までのつなぎがあるだけで気持ちに余裕ができます。何を選ぶか迷ったら、次の食事までの時間を目安にしてください。
| 食事まで | 補食の例 | 選び方 |
|---|---|---|
| 1時間以内 | 水分、バナナ、牛乳など | 食べすぎず、夕食を優先 |
| 1〜2時間 | おにぎり、パン、ヨーグルト | 糖質を中心に食べやすい物 |
| 2時間以上 | おにぎり+牛乳、パン+卵、ゼリー飲料など | 糖質とたんぱく質を組み合わせる |
inゼリープロテインは、シェイカーを持ち歩きたくない日や、ロッカー・移動中に手早く補給したい日に便利です。箱買いの前に味を試し、実際に使う回数に合う個数を選ぶと無駄が出にくくなります。
体重が動かないときの記録の見方

体重は一日の数字よりも、同じ時間帯で測った1週間の平均を見るほうが変化をつかみやすくなります。あわせて腹囲、服のゆとり、泳げた距離、疲れにくさも残しておくと、「体重は同じでも以前より動ける」という変化にも気づけます。
| 記録するもの | 見るタイミング | 役立つこと |
|---|---|---|
| 体重 | 毎日または週数回 | 1週間の平均を比べる |
| 腹囲・服のゆとり | 2〜4週間ごと | 見た目の変化を確認する |
| 練習記録 | 泳いだ日 | 距離・本数・体感を残す |
| 食事・間食 | 見直す週だけ | 無意識に増えた物を見つける |
スマホ連携の体組成計は、測定結果を自動で残したい方に向いています。体脂肪率などは日によって動くので、一回の数値ではなく、同じ条件で測った長い傾向を見るために使いましょう。
タニタBC-768は、乗るだけで測定し、スマホで変化を確認したい方に使いやすいモデルです。手入力が続かなかった方は、記録の手間を減らせることが購入のいちばん大きなメリットになります。
迷ったときの見直し順
| 順番 | 確認すること | 一つだけ変えるなら |
|---|---|---|
| 1 | 練習後の食事と間食 | 帰宅前の補食を決める |
| 2 | 泳ぎの強度 | 50mの速め区間を4〜6本入れる |
| 3 | 週全体の活動量 | 水泳以外の日に10分歩く |
| 4 | 記録の見方 | 体重を週平均で比べる |
まず2週間続けてみて、無理がなければ次の項目へ進みます。調子が良い方法を残しながら一つずつ足すと、自分に合うパターンが見つかりやすくなります。
続けるための3つのコツ
- プールへ行く曜日を決める:空いた日に行くより予定に入れやすくなります
- できたことを記録する:距離だけでなく「今日は行けた」も残します
- 食事を削りすぎない:練習中に力が出ない方法は長続きしません
減量中でも、水泳を楽しめていることは大きな強みです。体重だけを評価にせず、息が上がりにくくなった、同じ距離を楽に泳げた、肩まわりが動かしやすくなった、といった変化も拾っていきましょう。
よくある質問
Q. 週何回泳げば痩せますか?
まずは無理なく続けられる回数で始めてください。週1〜2回でも、泳ぎの内容や普段の活動量を見直せます。回数を増やせる方は、疲れを残さない範囲で週3回を試すのもよいでしょう。
Q. ゆっくり泳ぐだけでは意味がありませんか?
意味はあります。長く動き続ける日と、短い距離を少し速く泳ぐ日を分けると、同じ練習ばかりにならず続けやすくなります。
Q. 水泳後は必ずプロテインが必要ですか?
帰宅後すぐ食事を取れる日は、普段の食事で大丈夫です。食事まで時間が空く日や、持ち運べる補食を決めておきたいときに利用すると便利です。
Q. 大袋を買って味に失敗しないか不安です
最初は1回分の個包装や、複数の味が入ったセットで試す方法があります。気に入った味が見つかってから大袋を選ぶほうが、毎日の習慣にしやすくなります。
ビーレジェンドのお試しセットは、いきなり一つの味を大袋で買いたくない方に向いています。飲み比べてから継続する味を決めたいときの候補です。
無理な減量はしない
成長期のジュニアは、自己判断で食事を減らすより、保護者や指導者と一緒に練習量と食事を確認してください。成人の方も、強い疲れやめまいなど体調の変化が続くときは、減量を急がず一度立ち止まりましょう。
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まとめ|最初に変えるのは一つでいい
- 最初に、練習後の食事と間食を一日だけ書き出す
- 楽なペースだけなら、50mの速め区間を数本入れる
- 水泳に行けない日は、歩く時間を10分増やす
- 体重は一日の数字ではなく、1週間の平均で見る
全部を一度に変える必要はありません。まずは心当たりのある一つを2週間。水泳を嫌いになるような方法ではなく、生活の中で続けられる形を見つけていきましょう。
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