
「夏のプールで気持ちよく泳ぎたい、でも日焼けは避けたい」
「日焼け止め塗ってるのに焼ける…なんで?」
「水泳用の日焼け止めって普通のと何が違うの?」
そんな悩みを持つスイマーは多いはず。屋外プールでの日焼け対策は、陸上スポーツとは少し違うコツがあります。
そこで今回は、水泳・プール特有の日焼け対策を、耐水性日焼け止めの選び方・正しい使い方・ラッシュガード活用法・アフターケア・体内からのUV対策まで、競泳指導者が網羅的に解説します。
なぜスイマーは特に日焼けに注意すべきか
水中こそ紫外線が強くなる3つの理由
✅ 水面の反射 で紫外線量が 1.5〜2倍に増幅
✅ 水中30cmまで紫外線は到達(透き通った水ほど深く)
✅ 塩素や水で日焼け止めが流れやすい(陸上の倍速で効果減)
つまり、屋外プールは「直射日光+反射光+塩素ダメージ」のトリプルパンチ環境。普通のクリームを軽く塗っただけでは焼けてしまうのも当然です。
日焼けの本当のリスク
「肌が黒くなる」だけが日焼けではありません。
- 水ぶくれ・ヒリヒリ感(急性の炎症)
- 塩素との相乗ダメージで肌荒れ・湿疹
- 長期的なシミ・たるみ(光老化)
- 皮膚がん発症リスクの上昇(累積ダメージ)
特に屋外プールに通うシーズンは集中的にUV曝露するので、対策の有無で半年〜1年後の肌状態が大きく変わります。
日焼け止めの選び方|SPF・PA・耐水性の見方
SPF・PAの意味
| 表記 | 意味 | スイマーの目安 |
|---|---|---|
| SPF | UVB(肌の赤み・炎症)防止 | SPF50+ |
| PA | UVA(シミ・しわ)防止 | PA++++ |
→ 屋外プールなら SPF50+/PA++++(最高レベル)を選ぶのが正解。
必ずチェックすべき「耐水性」表記
「耐水性日焼け止め」「ウォータープルーフ」「水中効果80分」などの表記があるものを選びましょう。
最新の表示基準では:
- 耐水性★: 40分間の水浸後も効果維持
- 耐水性★★: 80分間の水浸後も効果維持
→ スイマーは 「耐水性★★」または同等表記のものを選ぶ。
おすすめのタイプ
✅ スポーツ専用の日焼け止め(汗・水に強い設計)
✅ ミルクタイプ・ジェルタイプ(伸びがよく、ベタつきにくい)
✅ 顔用と体用を使い分け(肌への刺激を考慮)
👉 競泳指導者として愛用している耐水性日焼け止めの選択肢:
リンク
日焼け止めの正しい塗り方とタイミング
意外と知られていないのが、塗り方とタイミングで効果が大きく変わるという事実。
塗るタイミング
✅ 入水30分前に塗る(肌に定着させる時間が必要)
✅ 2時間ごとに塗り直し(屋外では1時間半が安全)
✅ プール上がりに即座に塗り直し(タオル拭き取り後)
正しい塗り方
- 適量を出す(顔は500円玉サイズ・体は腕全体で500円玉サイズ×2)
- 手のひら全体で均一に伸ばす(指先だけだと薄塗りになる)
- 2度塗り(1度目を吸収させてから2度目)
- 耳・首の後ろ・足の甲・髪の生え際を忘れずに
失敗例
❌ 入水直前に塗る → 効果が定着する前に流れる
❌ 薄く一度塗りで済ませる → 表記の半分以下の効果しか出ない
❌ 顔だけ塗って体は省略 → 体の方が広範囲に焼ける
❌ 足の甲・耳を忘れる → そこだけ真っ赤になる
ラッシュガード活用法|物理的UVカットの強さ
日焼け止めだけでは限界があります。物理的に紫外線を遮るのがラッシュガード。
ラッシュガードのメリット
✅ UVカット率90%以上(製品による)
✅ 塗り直し不要
✅ 寒さ対策にもなる(プールサイドの冷え防止)
✅ 塩素から肌を守る
選び方のポイント
- UPF50+ 表記のものを選ぶ(UV防御指数の最高ライン)
- ラッシュガード生地(ポリエステル+スパンデックス) を選ぶ(綿はNG)
- 長袖タイプ(腕全体カバー)
- フルジップタイプだと脱ぎ着しやすい
👉 競泳ブランドのラッシュガード選択肢:
リンク
日焼け後のアフタケア|炎症を最小化する3ステップ
「焼けてしまった…」となった時のリカバリー方法。
Step 1:即座にクールダウン
- 冷水のシャワーで肌温度を下げる(冷やしすぎ注意)
- 冷たいタオルで10〜15分パック
- アロエジェルなら理想的
Step 2:保湿(これが最重要)
日焼け後の肌は 水分が大量に失われた状態。保湿しないと:
- カサカサ・皮むけ
- シミの定着
- 老化の加速
化粧水→乳液→クリームで 3層保湿しましょう。
👉 敏感肌スイマーにも使える保湿アイテムの選択肢:
Step 3:長期ケア(シミ予防)
焼けた直後だけでなく、2週間以上の長期ケアで色素沈着を防ぐ:
- ビタミンC配合化粧水
- IPL光美容器でメラニンケア
- 日々の保湿継続
👉 自宅でできるシミ・色素沈着ケアの光美容器:
👉 塩素+UV+脱毛後の荒れやすい肌に、低刺激処方を試したい方へ。プールに通うスイマー向けの肌ケア選択肢として。
体内からのUV対策|食事とサプリで肌の防御力UP
実は 食事と栄養素 でも紫外線への耐性を上げられます。
UV対策に効く栄養素
| 栄養素 | 多く含む食品 | 効果 |
|---|---|---|
| ビタミンC | 柑橘類・ピーマン・キウイ | メラニン抑制・コラーゲン生成 |
| ビタミンE | アーモンド・アボカド・植物油 | 抗酸化・血行促進 |
| β-カロテン | にんじん・かぼちゃ・ほうれん草 | UV吸収・肌の修復 |
| リコピン | トマト・スイカ | 強力な抗酸化作用 |
| オメガ3 | サバ・イワシ・くるみ | 炎症抑制 |
サプリでの補強
毎日の食事だけで足りない場合は:
- マルチビタミン(基礎)
- ビタミンC・E(UV特化)
- アスタキサンチン・リコピン(抗酸化強化)
→ 屋外プールに通う2週間前から摂取し始めると効果的。
屋外プールでよくある失敗例
失敗①「室内→屋外」の落差を見誤る
冬〜春に室内プールで練習していたスイマーが、5〜6月に屋外デビューすると、たった30分で日焼け確定。肌が日光に慣れていないため、いつもの倍速で焼けます。
→ 対策:最初の3〜5回は短時間+完全装備で慣らす
失敗②「曇り=焼けない」の誤解
曇りでも紫外線の 80%以上 が地表に届きます。曇天時こそ油断して日焼け止めを忘れがち。
→ 対策:天気に関わらず塗る習慣を作る
失敗③「水中だから大丈夫」の誤解
水深30cmまでUV-Bが届くので、水中でも肌は焼け続けています。「ずっと水中にいたから大丈夫」は通用しません。
→ 対策:ラッシュガード+耐水性日焼け止めの2重対策
まとめ|屋外プールを快適に楽しむ5つのポイント
✅ 耐水性★★・SPF50+/PA++++ の日焼け止め選び
✅ 入水30分前に塗布・2時間ごと塗り直し
✅ ラッシュガード(UPF50+) で物理的にUVカット
✅ 日焼け後は3層保湿でアフタケア
✅ 食事・サプリで内側からも防御強化
正しい対策をすれば、屋外プールは恐れる必要のない楽しい場所。むしろしっかり守った肌のほうが長期的に若々しさを保てます。
夏のシーズンを快適に楽しむために、ぜひ参考にしてください。
関連記事:







コメント