

コーチ、最近どうも練習のやる気が出なくて…。プールに行く気力が湧かないし、水着を準備するのも面倒に感じちゃうんです。やる気が落ちてる自分にちょっと焦ってます。😔

話してくれてありがとう。その感覚はね、水泳を続けてきた人ほど一度はやってくるものなんだ。決してユウコさんが怠けてるわけでも、水泳が嫌いになったわけでもないよ。

そうなんですか…。なんだか自分だけがダメになっちゃった気がして、落ち込んでました。

続けてきたからこそ訪れる、自然な揺らぎのようなものなんだ。今日は僕が現役で泳いできた経験と、たくさんのスイマーを見てきた経験から、モチベーションが落ちた時に試してほしい3つの戻し方を一緒に整理していこう。「無理に奮い立たせる」んじゃなくて、「自分の状態を受け入れたうえで、自然に戻す」やり方だよ。
まず結論|やる気が落ちた時の3つの戻し方

まず結論からいくね。やる気が出ないのを責めても戻らないんだ。次の3つで自然に戻していこう👇
- やる気が出ないのは身体からのサイン → 気合い不足ではなく休養のサインかも
- 戻し方は3つ → ①練習量を一時的に減らす ②目標をタイムから感覚へ ③仲間・コーチと話す
- 1つに頼らず組み合わせる → 3つを重ねるほど戻りやすい
無理に奮い立たせず、状態を受け入れてから戻していきましょう。

「責めても戻らない」って言葉、ちょっと安心しました。

そう、まずそこを知ってほしかったんだ。ここから、ひとつずつ詳しく見ていこうね。
「やる気が出ない」のは身体からのサインかもしれません

モチベーションが落ちた時、多くの人は「気持ちの問題」「気合いが足りない」って自分を責めがちなんだ。でも実はね、やる気が出ない時は、身体が休みを求めているサインであることが少なくないんだよ。
こんな状態が続いていませんか?

こんな兆候が重なっていないか、ちょっと振り返ってみて。
- 朝、目覚めても疲労感が残っている
- 練習中に「いつもより重い」と感じる日が続いている
- 仕事や家庭でストレスが溜まっている
- 睡眠時間が普段より短くなっている
- 食欲が落ちている、または逆に食べ過ぎている

うっ…いくつか当てはまってます。最近、寝ても疲れが残ってる感じで。

こうした状態が重なっている時、心が「練習に行きたくない」と感じるのは身体を守るための自然な防御反応なんだ。気持ちを叱咤するより、まず身体の声を聞いてみることをおすすめするよ。
「やる気」と「コンディション」は分けて考える

やる気の正体って、実は身体のコンディションに大きく左右されているんだ。睡眠が足りていない時、栄養が偏っている時、慢性的な疲労が溜まっている時は、どんなに強い意志を持っていてもモチベーションは湧きにくくなる。

「気持ちが弱いからやる気が出ない」んじゃなくて、「身体が整っていないからやる気が出にくい」って見方をすると、対処の方向が変わってくるよ。

なるほど、そういう見方をすればいいんですね。

伸び悩みやスランプについては、こちらの記事でも詳しく整理しているよ。あわせて読んでみてね。 → スイマーの伸び悩み&スランプ完全攻略|原因・打開策・実践まで徹底解説!
戻し方その1:練習量を「一時的に減らす」という選択肢

モチベーションが落ちている時、一番試してほしいのが練習量を一時的に減らすって方法なんだ。「減らす=サボる」じゃないよ。続けていくための調整と捉えてみて。
減らし方の目安

具体的には、こんな減らし方の目安があるよ。
- 頻度を半分にする(週4回→週2回など)
- 1回の練習時間を短くする(90分→60分など)
- 強度を下げる(本数を減らす・タイムを追わない日を作る)

中途半端な練習って、意味がない気もしちゃうんですけど…。

その気持ち分かるよ。でもね、完全にやめてしまうより、軽くでも続けている方がはるかに戻りやすいのが実感なんだ。週2回でも水に触れていれば、感覚は維持できるよ。
「行かない週」を作る勇気

もう一段思い切るなら、1週間まるごと練習を休むって選択もあるんだ。マスターズで続けている人の中には、「休んだら戻れなくなりそうで怖い」と感じる人が多いんだけど…

まさにそれです。休んだら戻れなくなりそうで、こわくて。

でも実際はね、1週間の完全休養で泳力が大きく落ちることはほとんどないんだ。むしろ蓄積疲労が抜けて、戻った時に「あれ、いつもより軽い」と感じることもあるよ。「行かない週」を意図的に作ると、心と身体に余白が生まれる。その余白が、次に水に戻りたくなるきっかけを生んでくれることもあるんだ。
「減らす」ことへの罪悪感を手放す

練習量を減らすことに罪悪感を持つ人もいるよね。でも、長く水泳を続けていくためには、減らす技術も大切なんだ。

「ずっと一定のペースで頑張り続ける」ってイメージは、現実にはなかなか難しいもの。波があって当たり前、減らす時期があって当たり前。そう考えるだけで、モチベーションの落ち込みとも上手に付き合っていけるよ。

減らすのも技術なんですね。少し肩の力が抜けました。
戻し方その2:目標の置き直し(タイムから感覚へ)

モチベーションが落ちる原因のひとつに、目標とのギャップがあるんだ。「タイムが思うように伸びない」「大会で思った結果が出なかった」って時、目標が遠く感じて練習に行く気が湧かなくなる。

そんな時は、目標を一度置き直してみるのもひとつの方法だよ。
「タイム」から「感覚」へ目標を切り替える

タイムを目標にしている時って、結果が出ないと達成感を得にくいよね。そこで一時的に、目標を「感覚」に置き換えてみるのはどうかな。
- 「今日は呼吸が楽だった」
- 「キックの蹴り出しが滑らかだった」
- 「ターン後の浮き上がりがいつもより伸びた」
- 「水を捉える感覚が戻ってきた」

タイム以外の「できた」に目を向けるんですね。

そう。こうした感覚の小さな変化に気づけた日を「良い練習だった」と評価する。タイムが伸びなくても、感覚で前進を感じられる日があれば、それが次の練習への原動力になるんだ。
「目標」と「願望」を分けて考える

もうひとつ大切なのが、「目標」と「願望」を分けて考える視点だよ。「自己ベストを更新したい」というのは願望、「今月は週3回プールに通う」というのは目標。願望は時間がかかるけど、目標は今日から達成できるんだ。

願望ばかりに目を向けていると、その遠さに疲れてしまう。でも、達成可能な目標を小さく置き直すと、毎日が積み重ねの実感に変わっていくよ。この「目標」と「願望」の違いは、こちらの記事でも詳しく書いているんだ。 → 「目標」と「願望」の違い|あなたの決意は本物か?

なるほど、願望と目標を分けるとスッキリしますね。
「やめない」を最低目標に

どうしても気力が湧かない時期は、「やめない」だけを目標にするって考え方もあるよ。週1回、25mだけでも泳ぐ。それだけで「続けている自分」を保てる。

長く水泳を続けていれば、波があって当然なんだ。一番怖いのは「完全にやめてしまうこと」じゃなくて、「無理して燃え尽きること」。最低ラインを下げて、まず続ける。それだけで十分価値があるよ。
戻し方その3:仲間・コーチと話す時間を作る

モチベーションが落ちている時、ひとりで抱え込むと余計に重くなるんだ。仲間やコーチと話すことが、思いがけないきっかけになることがあるよ。
仲間と「泳ぎ以外の時間」を共有する

練習の前後、ロッカーやプールサイドでの何気ない会話。こうした時間が、実はモチベーションを支えている部分は大きいんだ。

「最近どう?」「自分も最近やる気出なくてさ」「今度の大会出る?」そんな雑談から、「自分だけじゃないんだ」と感じられて、肩の力が抜ける瞬間があるよ。

最近、練習に行ってもすぐ帰っちゃってるかもしれません。

もしそうなら、少しだけ仲間と話す時間を作ってみるのもひとつの方法だよ。会話のきっかけを作るだけで、プールに行くこと自体の意味合いが変わってくるんだ。
コーチに「正直な状態」を伝える

所属しているチームのコーチに、今のモチベーション状態を正直に伝えるのもおすすめだよ。コーチは多くのスイマーを見てきている分、こうした波にも慣れているからね。

「最近、やる気が出ない時期が続いている」「練習量を少し落としたい」と伝えるだけで、コーチ側もメニューや声かけを調整してくれることがある。コーチが組んだメニューには、ちゃんとした目的があるんだ。その目的を改めて聞いてみることで、「だからこの練習が必要なんだ」と納得感が戻って、取り組み方が変わることもあるよ。

たしかに、正直に話すだけで気が楽になりそうです。
話す相手がいない時は「書き出す」

身近に話せる仲間やコーチがいない人には、気持ちを書き出すって方法もあるよ。スマホのメモでも、手書きのノートでも構わない。
- 今、何にモヤモヤしているのか
- 水泳を始めた頃、何が楽しかったか
- 「今の自分」と「半年後の自分」がどうなっていたいか

言葉にしてみることで、自分の状態を客観的に見られるようになる。「思っていたほど深刻じゃなかった」と気づくことも、「やっぱり休みが必要だった」と認められることもあるんだ。大会のプレッシャーやメンタル面については、こちらの記事も参考になるかもしれないよ。 → 水泳大会のプレッシャーを乗り越える!メンタル強化&集中力UP戦略
3つの戻し方を組み合わせる

ここまで話してきた3つの戻し方は、どれかひとつだけ選ぶ必要はないんだ。状況に合わせて組み合わせてみて。
- 身体が疲れているサインがある → 練習量を減らす
- 目標が遠く感じる → 目標を置き直す
- 気持ちがひとりで重くなっている → 仲間やコーチと話す

3つすべてが当てはまる時もあれば、ひとつだけで気持ちが軽くなる時もある。「正解はひとつ」じゃなくて、その時の自分に合うものを選んでいいと考えてみてね。
「戻る」までの時間も人それぞれ

モチベーションが戻るまでの時間も、人それぞれなんだ。1週間で戻る人もいれば、1ヶ月かかる人もいる。「早く戻らなきゃ」と焦る必要はないよ。

長く泳いできた人なら、こうした波が過去に何度かあったはず。そのたびに、何かのきっかけで戻ってきた経験があるんじゃないかな。今回もまた、自分のペースで戻っていけるよ。

焦らなくていいんですね。なんだか気持ちが軽くなりました。
よくあるご質問
Q. やる気が出ない時、無理してでも行った方がいいですか?

やる気が出ない時、無理してでも行った方がいいんでしょうか?

「行ったら気持ちが変わるかも」と思える日は行ってみるのもアリだよ。でも、身体が疲れているサインが出ているなら休む方が長期的には良い結果につながる。無理を続けると故障や燃え尽きにつながりやすいから、自分の身体の声を優先してね。
Q. 何ヶ月もやる気が出ない状態が続いています。これは異常?

何ヶ月もやる気が出ない状態が続いてるんですけど…これって異常なんでしょうか?

水泳のモチベーション低下が長引いている場合、水泳以外の生活面で疲労やストレスが蓄積している可能性があるんだ。睡眠・食事・仕事や家庭の状況を見直してみて。それでも改善しない、気分の落ち込みが日常生活に影響している場合は、医療機関への相談も選択肢のひとつだよ。一人で抱え込まないでね。
Q. 仲間に「やる気が出ない」と言いにくいです

仲間に「やる気が出ない」って、なかなか言いにくくて…。

長く泳いでいる人ほど、こうした波は誰でも経験しているんだ。「実は最近やる気が出なくて」と切り出してみると、「自分も同じ」という反応が返ってくることが多いよ。打ち明けることで、お互いに支え合える関係が生まれるんだ。
Q. 大会が近いのにやる気が出ません

大会が近いのにやる気が出ないんです。どうしたら…。

大会前のモチベーション低下は、プレッシャーや疲労の蓄積が影響していることがあるんだ。大会前2週間は練習量を計画的に落とす「テーパー期」を意識して、心身に余裕を作ってみて。やる気が戻ってこないまま無理に強度を上げるより、軽く整えた方が当日のパフォーマンスにつながるよ。
まとめ:モチベーションの波と上手に付き合う

練習に行く気力が出ない時の3つの戻し方、まとめるとこの通りだよ。
- ✅ ① 練習量を一時的に減らす(頻度・時間・強度を調整・行かない週もアリ)
- ✅ ② 目標を置き直す(タイムから感覚へ・「やめない」を最低目標に)
- ✅ ③ 仲間・コーチと話す時間を作る(雑談・正直な共有・書き出し)

モチベーションが落ちる時期は、長く泳いでいれば誰にでも訪れる。大切なのは「やる気を奮い立たせること」ではなく、「波と上手に付き合いながら、自分のペースで続けていくこと」なんだ。

戻り方は人それぞれ。今日の自分に合う方法を、ひとつだけでも試してみてね。気が向いた時にまた水に戻ってこられる、そんな関係性を水泳と築いていけたら、長く楽しく続けられると思うよ。

はい!まずは練習量を少し減らして、自分のペースで付き合ってみます。ありがとうございました!
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