

コーチ、集団練習でいつも思うんですけど…ひとつのコースを何人かで回るとき、どうしても先頭を泳ぐのが苦手で、つい後ろに回っちゃうんです。

あぁ、その気持ちはよく分かるよ。レッスンでも選手でもマスターズでも、サークル練習って基本だよね。でね、僕がいつも気になるのが「誰が先頭で泳ぐか」っていう場面。大人も子どもも、とにかく先頭を避けたがる人がすごく多いんだ。

やっぱりそうですよね。先頭ってなんだか損な気がして…。

それがね、逆なんだよ。今日は「集団練習でこそ前で泳ごう」っていう話を、理由つきでしっかり伝えるね!
まず結論|遠慮せず、前で泳ごう

結論から言うね。押さえてほしい要点はこの4つだよ👇
- 速く・上手くなりたいなら積極的に先頭で泳ぐのが正解
- 2番手以降は前の人の波(ドラフティング)でラクになり、考えずに泳げてしまう
- 自分で考えてキツく泳ぐほど、同じ練習でも得られるものが多い
- どうしても後ろになるときは車間を空けて、最後まで自分のペースで泳ぎ切る
同じ1本でも、前で泳ぐ人ほど多くを持ち帰れます。

えっ、後ろのほうがラクなのに、損してるってことですか!?

そういうことなんだ。ここからひとつずつ、詳しく見ていこう。
なぜみんな先頭を嫌がるのか

先頭はしんどそう、ペースを乱したら申し訳ない、抜かれたら恥ずかしい…理由はいろいろだけど、根っこにあるのは「ラクをしたい」「目立ちたくない」という気持ちなんだよね。気持ちはよく分かるよ。

まさに僕、その両方です…。

でもね、上達という一点で見ると、この遠慮がじつはいちばんもったいないんだ。同じメニューを泳いでも、先頭と2番手以降では体にかかる負荷も、頭の使い方もまるで違うからね。
先頭で泳ぐと「得」が大きい3つの理由
① 波に頼れないぶん、しっかり負荷がかかる

前を泳ぐ人がいると、その人がつくった流れ(引き波)に乗れて、同じスピードでも明らかにラクに泳げるんだ。自転車やマラソンでいう「ドラフティング」と同じ原理だよ。

あぁ、自転車で前の人にくっつくと風よけになるアレですね。

そう。逆に言うと、先頭は誰の波にも頼れないから、まっさらな水を自分の力だけで進むことになる。きついぶん、心肺にも筋持久力にもきちんと刺激が入るんだ。
② 自分で「考えて」泳ぐ習慣がつく

先頭は、本数・サークル(出発間隔)・ペース配分を自分で管理しなきゃいけない。「あと何本か」「このペースで最後までもつか」「フォームのどこを意識するか」を考えながら泳ぐことになるよね。

たしかに後ろだと、前の人についていくだけで頭を使ってないかも…。

そこなんだ。この考える力が、そのままレースで自分の泳ぎをコントロールする力に直結する。2番手以降は前についていけば何となく形になるから、この“考える練習”が抜けちゃうんだよ。
③ 積極性そのものが成長を速くする

水泳にかぎらず、何事も受け身より前のめりな人のほうが伸びが速いのは、みんな経験的に知ってるよね。「前で引っ張る」っていう小さなチャレンジを毎回積み重ねるだけで、メンタルの強さも自然と育っていくんだ。

たしかに、ちょっとした勇気の積み重ねですね。
抜かれても気にしなくていい

でも先頭で泳いで、後ろの人に追いつかれたら気まずくないですか…?

気にする必要はまったくないよ。追いつかれるのは、あなたが遅いからじゃなくて、本来もっと前を泳げる人が後ろに回ってるだけのこと。あなたは堂々と自分の泳ぎを続けていいんだ。

むしろ気をつけたいのは、追いつかれるたびにスピードを緩めたり、途中で止まったりすること。これだと練習の強度が中途半端になって、変なクセがついてしまうこともあるからね。

なるほど、止まらず自分の泳ぎを貫くのが大事なんですね。
どうしても後ろになるときの泳ぎ方

もちろん、明らかに速い人がいたり、ほかに先頭を泳ぎたい人がいるときは、無理に前へ出る必要はないよ。ただ、2番手以降で泳ぐときも練習の質を落とさない工夫をしよう。

後ろのときのコツもあるんですね。

うん、この3つを意識してみて👇
- 前の人と十分な車間(5秒以上が目安)を空け、波の影響を受けすぎないようにする
- 前の人の足だけを見て泳がず、自分のフォームとペースを保つ
- スタートからゴールまで止まらず泳ぎ切ることを最優先にする

後ろでも、ちゃんと自分の練習にできるんですね!
まとめ|遠慮せず、前で泳ごう

先頭は確かに大変だよ。でも、その大変さこそが上達の中身そのものなんだ。負荷・思考・積極性——先頭で泳ぐ人は、同じ1本からこの3つをまとめて受け取ってる。

次の練習、ほんの少し勇気を出して前に立ってみます!

その意気だよ! その一歩が必ず力になるからね。それでは、良いスイミングライフを!✨



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