
運動中の水分補給が大切なのは、今や当たり前の知識ですよね。
でも、実際に「正しい水分補給の方法」を理解している人は意外と少ないもの。
特に水泳中は、汗をかいても気づきにくいため、知らないうちに脱水症状を引き起こしてしまうこともあります。
そこで今回は、水泳中の水分補給に適した飲み物と、その選び方について詳しく解説していきます!
1. 水分補給の基礎知識
水泳中に、みなさんはどんな飲み物を飲んでいますか?
- 水
- スポーツドリンク
- お茶
「水分補給ができれば何を飲んでも一緒でしょ?」
そんな風に思っていたら大間違い!
実は、選ぶ飲み物によっては水分補給が逆効果になったり、疲れやすくなったりすることもあるんです。
では、水泳中に適した飲み物とは一体何なのか?詳しく見ていきましょう!
2. 水泳中に飲んでもOKな飲料とは?

運動中の水分補給が必要な理由は、発汗によって失われた体内の水分を補うため。
さらに、汗には 塩分(ナトリウム) も含まれているため、スポーツの現場では「塩分を含むスポーツドリンクが良い」とよく言われます。
では、水やお茶ではダメなのでしょうか?
3. お茶はNG?麦茶はOK?
お茶がNGな理由

水分補給に お茶を飲むのはおすすめできません。
その理由は、お茶に含まれる カフェイン にあります。
カフェインには 利尿作用 があり、腎臓の働きを活発にするため トイレが近くなる んです。
さらに、カフェインは 水分の再吸収を妨げる ため、せっかく補給した水分がどんどん排出されてしまうことに…。
もちろん、カフェインが含まれる コーヒー も水分補給には向きません。
運動中にコーヒーやお茶を飲んでいたら、気づかないうちに脱水症状を引き起こすこともあるので注意しましょう!
麦茶ならOK!

お茶はNGですが、麦茶なら問題なし!
麦茶には カフェインが含まれていない ので、利尿作用の心配がありません。
また、麦茶には ナトリウムをはじめとしたミネラル が含まれているので、適度な水分補給に適しています。
どうしてもお茶を飲みたい人は、麦茶を選びましょう!
4. 水だけでも問題ない?

結論から言うと、一般的なレッスンや健康目的のスイミングなら水だけで十分!
確かに、運動で汗をかくと 水分と一緒に塩分も失われます。
でも、1時間程度の水泳で 塩分不足になることはほぼありません。
むしろ、軽い運動時に 塩分や糖分が多い飲料を飲むと、逆に摂りすぎになってしまう 可能性があります。
だから、あまり強度が高くない練習なら 水がベスト!
5. 競泳選手やマスターズスイマーならスポーツドリンク
では、競泳選手や ハードなトレーニングをするスイマー はどうでしょうか?
もしあなたが 肩で息をするほど激しい練習 をしたり、1時間以上の長時間練習 をするなら、
多くの水分と 塩分 を失ってしまうため、スポーツドリンクの方が適しています。
6. 水ではダメな理由とは?
ハードな練習をした後に 水だけを飲み続けると、
体内の ナトリウム濃度が薄まり「低ナトリウム血症」 を引き起こす可能性があります。
この状態になると…
✅ 倦怠感
✅ 吐き気
✅ ひどい場合は けいれんや意識障害 を起こすことも。
だから、しっかりと塩分も補給することが重要!
7. 水に塩を足せばOK?
「じゃあ、水に 塩を足せばいい んじゃないの?」
そう思う人もいるかもしれませんが、これは あまりおすすめできません。
理由① 誤って 塩分を摂りすぎると、汗をかきにくくなり 体温調整が難しくなる
理由② 運動中のエネルギー補給の観点からも、糖質を含むスポーツドリンクが適している
つまり、単なる「塩水」よりもスポーツドリンクの方が理想的!
8. スポーツドリンクなら何でもOK?
「じゃあ、スポーツドリンクならどれを飲んでも大丈夫?」
実は、スポーツドリンクには2種類ある んです。
- アイソトニック飲料(普段の水分補給向け)
- ハイポトニック飲料(運動中の水分補給向け)
運動中に飲むならハイポトニック飲料を選ぼう!
なぜなら、アイソトニック飲料は 糖分が多く、吸収に時間がかかる ため、運動中の水分補給には向いていません。
一方、ハイポトニック飲料は 体液よりも低い浸透圧 で作られているため、素早く体に吸収される のが特徴。
だから、運動中の水分補給には ハイポトニック飲料 を選ぶのが正解!
まとめ
水泳中の水分補給は、飲み物の種類を間違えると逆効果になる ことも。
✅ 軽い運動なら「水」で十分!
✅ お茶はNG(麦茶ならOK)
✅ ハードな練習ならスポーツドリンクを活用
✅ スポーツドリンクは「ハイポトニック」を選ぶ
正しい水分補給で、より快適にスイミングを楽しみましょう!
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