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ヨネッティー堤根の再建計画、順調に進行中!

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無人の屋外プールの画像

残念ながらつぶれてしまうプールもあれば、横浜国際プール同様再建計画が進んでいるプールもあります!

川崎市は、老朽化が進んでいた「ヨネッティー堤根」を建て替える計画を進めており、令和11年4月に新施設を開業する予定です。

新施設は、これまでの温水プール機能に加え、トレーニングルームやスタジオ、多目的ルームなどを備え、市民の健康増進や交流の場として生まれ変わります。以下、詳細をまとめました。


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1. 事業の概要

  • 事業名: 堤根余熱利用市民施設整備事業
  • 事業方式: BTO(Build-Transfer-Operate)方式
  • 整備期間: 令和7年度開始 ~ 令和10年度終了
  • 開業予定: 令和11年4月
  • 運営期間: 令和26年3月まで(民間事業者が維持管理・運営)

落札事業者

この事業は、総合評価一般競争入札の結果、ユニ・アジアキャピタルジャパン株式会社を代表とするグループが落札しました。落札金額は約484億円(税抜)です。

事業者構成

役割企業名
代表企業ユニ・アジアキャピタルジャパン株式会社(統括)
建設露木建設株式会社
維持管理静岡ビル保善株式会社、株式会社ショウエイ
運営スポーツインテリジェンス株式会社
設計・監理株式会社環境デザイン研究所

2. 新施設の特徴

(1) 温水プール機能

  • 25mプール(6コース+車いす用スロープ)
  • 歩行用プール
  • 子供用プール
  • 採暖室
  • プール観覧ギャラリー

(2) トレーニング機能

  • トレーニングルーム(器具や設備を備えた運動スペース)
  • スタジオ(グループエクササイズ向け)

(3) コミュニティ機能

  • 多目的ルーム
  • 会議室
  • 温浴施設(ジャグジー、足湯など)
  • キッズルーム
  • 無人コンビニスペース
  • 休憩スペース

(4) 管理運営機能

  • 受付・事務室
  • 倉庫
  • 駐車場(50台程度)

3. 施設配置と建築計画

  • 階数: 地上3階建
  • 建築面積: 約1,650㎡
  • 延べ床面積: 約2,700㎡(駐車場を除く)
階数機能
1階エントランス、管理運営機能、トレーニング機能、駐車場
2階プール、プールギャラリー、コミュニティ機能
3階機械室

また、施設周辺には以下のような整備も行われます。

  • 緑地スペース(敷地面積の20%以上)
  • 屋外広場
  • 駐輪場(現状同等以上に拡張)
  • 太陽光パネル等の設置(環境に配慮した施設づくり)

4. 施設の運営方針

市民が快適に利用できるよう、専門知識を持ったスタッフを配置し、衛生・安全に配慮した管理運営を行います。また、民間ノウハウを活用し、サービス向上と運営の効率化を目指します。

項目方針
営業時間既存の「川崎市余熱利用市民施設条例」に準拠し、利用者の利便性を考慮した運営を検討
利用料金「使用料・手数料の設定基準」を踏まえ、利用しやすい金額を設定
運営体制「プールの安全標準指針」などを満たした体制を整備
災害対策災害時には帰宅困難者や地域住民の避難所としても機能するように計画

5. 余熱利用と環境配慮

元々、ヨネッティー堤根はごみ焼却施設の余熱を活用して温水プールを運営していました。しかし、堤根処理センターは老朽化により稼働を停止するため、新施設の運営開始時(令和11年度)には余熱供給が受けられない状況となります。そのため、一時的に補助ボイラーを使用し、堤根処理センターの再稼働後(令和16年度以降)に余熱供給を再開する予定です。


6. 今後のスケジュール

予定時期
基本協定の締結令和6年11月
事業仮契約の締結令和6年12月
本契約の締結(議会議決)令和7年3月
施設整備開始令和7年度~令和10年度
開業準備期間令和11年1月~3月
開業予定令和11年4月

7. まとめ

ヨネッティー堤根は、温水プールやトレーニング施設を備えた健康増進・地域交流の場として生まれ変わります。環境にも配慮し、ごみ焼却の余熱を利用する仕組みを引き継ぐ予定ですが、新施設開業時には一時的に補助ボイラーで運営されます。

なにはともあれ以前のヨネッティー堤根より明らかにパワーアップすることが間違いないので今からとても楽しみです。

民間事業者のノウハウを活用することで、サービスの向上や効率的な運営が期待されます。今後、詳細な設計や料金体系などの情報が公表されることになるので、進捗に注目していきましょう!

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