水を“切る”感覚でストロークを見直す
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ピーナッツパドルは、ストロークメーカーのように「水をかく」のではなく、「水を切る」発想から生まれたボート型のパドルです。手や腕の角度によって左右に流れることもあるため、自然と理想的なフォームに修正を促す仕組みとなっています。
また、パドルを外して泳ぐと、水を切る感覚が消えるためキャッチに対する意識が高まり、普段よりも丁寧に水を捉える動きが身につきます。
使用方法と泳法ごとのコツ
- クロール:小指と薬指を密着させ、親指はパドルの角に添える
- 背泳ぎ・バタフライ:親指を人差し指にしっかりと付け、小指は軽く添える
- 平泳ぎ:握らずに軽く保持する程度でOK
サイズ選びのポイント
サイズは「中指の第一関節と第二関節の間」に収まる程度を目安に。
大きすぎると肘から引いてしまうクセがつく可能性があるため、やや小さめのサイズがおすすめです。
サイズ | 全長 | 幅 |
---|---|---|
S | 13cm | 6.2cm |
M | 15cm | 7.2cm |
L | 17cm | 8.2cm |
おすすめサイズの目安
泳法 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
バタフライ | S(小学生〜大学生) M(大学生〜社会人) | S(小学生〜社会人) M(高校生〜大学生) |
背泳ぎ | S(小学生〜高校生) M(高校生〜社会人) L(大学生〜社会人) | S / M |
平泳ぎ | S / M / L | S / M / L |
自由形 | S(小学生〜中学生) M(中学生〜社会人) L(高校生〜社会人) | S(小学生〜中学生) M(中学生〜社会人) |
ゴムの取り付け方
パドルを落とさないよう、慎重に固定します。
- ゴムチューブ(親指・小指用):それぞれ24cm、36cmの長さで計120cmを使用
- 各チューブを5cmごとに切って、計4本にカット
- ゴムを穴に通し、指の長さに合わせてしっかり固定
トレーニング方法(森 隆弘氏の推奨)
- 基本は「25m × 10本、30〜40秒サイクル」
- EN3〜EN4レベルでのスピードを意識し、10本ごとにハードセットを追加
- アイデアとしてセット間にピッチやフォーム確認を行うドリルを組み込むことで、より効果的に
森 隆弘コーチのワンポイントアドバイス
“泳ぎを修正する考えや技術を持っていない選手ほど、感覚を養う練習が必要。
特にフォームの再現性を高めるには、タイムロスを生まないストロークの確立が不可欠。
ピーナッツパドルは、そういった基本の型を体に教える良きパートナーになります。”
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