

コーチ、レース用ゴーグルを買い替えたいんですけど、「クッション付き」と「クッション無し」があって迷ってます。何が違うんですか?

いい質問だね。レース用ゴーグルは、レンズのふちが直接目に当たるクッション無しと、レンズのまわりに柔らかいパッキンが付いたクッション付きがあるんだ。

クッション付きは目のまわりを優しく覆ってくれるから、目元が痛くなりにくくて、跡も残りにくいのが持ち味。レースで使うけど、目元の負担を抑えて快適にフィットさせたい競技者に向いてるよ。
まず結論|クッション付きはこんな人に向く

結論からいくよ。選び方のポイントはこの3つだよ👇
- 目元の痛み・跡を抑えて快適にフィットしたい競技者向け
- 抵抗を最優先したいならクッション無しが候補
- 迷ったらフィット感→レンズ→ベルト調整の順でチェック
レースで使うなら、まず目元の快適さで選んでみてください。

なるほど、まず快適さで選ぶんですね。ここから詳しく教えてください!
クッション付きレーシングが向いている人

まず、どんな人に向いてるか。こんな3タイプの人にぴったりだよ。
- レースで使うが目元の負担を抑えたい方 … 長くつけても目元が痛くなりにくいです。
- フィット感と快適性を重視する方 … 締めつけがゆるくても水が入りにくく、快適です。
- ゴーグルの跡が気になる方 … クッションが圧を分散してくれるので、跡が残りにくくなります。

反対に、快適性よりも水の抵抗をぎりぎりまで削りたい人は、目元に直接あたるクッション無し(ノンクッション)タイプのほうが向いてるよ。

僕は目元に跡が残りやすいので、クッション付きが合いそうです。
選び方の軸

選ぶときは3つの軸でチェックするといいよ。順番に見ていこう。
① フィット感(目元のカーブに合うか)

1つ目はフィット感。クッションの形はメーカーによって日本人の顔に合わせて設計されてるものもあるんだ。実際にあてて、目のまわりに軽く吸いつく感覚があれば合ってるサインだよ。
② レンズの色とくもり止め

2つ目はレンズの色とくもり止め。屋内プールなら、視界が明るいクリアやスモークが使いやすい。くもり止め(アンチフォグ)加工は使ううちに効果が落ちるから、長持ちタイプを選ぶと手入れが楽になるよ。くもりの正しい対処は水泳ゴーグルのくもり止めの記事にまとめてるからね。
③ ベルトとノーズの調整

3つ目はベルトとノーズの調整。鼻ベルトのサイズを交換できるモデルだと、鼻の幅に合わせて微調整ができて、水漏れを減らせるんだ。

フィット感→レンズ→ベルト、の順で見ればいいんですね。
タイプ別おすすめモデル(品番)

じゃあ具体的なおすすめモデルを品番付きで紹介するね。まずは1つ目。
SWANS VALKYRIE(ヴァルキリー) SR-72MPAF

SWANS VALKYRIE(ヴァルキリー) SR-72MPAF。日本人の顔に合わせた3Dクッションと、長持ちするくもり止め加工が特長のクッション付きレーシングだよ。練習からレースまで幅広く使えて、フィット感を重視する人に合う。ミラータイプ(SR-72MPAFAB)もあるよ。
VIEW(ビュー) Blade NX V250SA / AILE V240SA

次はVIEW(ビュー)。Blade NX(V250SA)は2026年の新しいハイブリッドクッションを採用したモデル、AILE(V240SA)は広い視界と高い密着感が持ち味のクッション付きだ。明るい視界が欲しい人はノーマルタイプ、屋外も視野に入れる人はミラータイプ(V250SAM / V240SAM)を選ぶといいよ。
arena(アリーナ) AQUAFORCE SWIFT A AGL-O400M

3つ目はarena(アリーナ) AQUAFORCE SWIFT A AGL-O400M。レンズパッド(クッション)を付けながらレンズの厚みを抑えた、World Aquatics承認のクッション付きだよ。くもり止めのSWIPEを搭載していて、効果が長く続くんだ。

3ブランドとも特長がはっきりしてますね!自分の使い方に合わせて選べそうです。
当て方・フィット調整のコツ

モデルを選んだら、次は当て方。クッション付きは「ベルトで締めて止める」んじゃなくて、まず目元のクッションだけで吸いつかせるのがコツなんだ。僕がいつもやってるのは、ベルトをゆるめにしたまま両手でレンズを目に軽く押し当てて、手を離しても数秒落ちてこないかを確かめる方法。落ちてこなければ、その顔に合ってるよ。
締めすぎは逆効果

ここ大事なんだけど、クッション付きはやわらかいぶん、強く締めると目元が変形して逆にすき間ができて、水が入りやすくなる。跡も濃く残る。「ゆるくても水が入らない」のがクッション付きの良さだから、締めるのは最後にほんの少しだけにしてね。

締めれば締めるほど良いと思ってました…!逆だったんですね。
鼻ベルトで左右の傾きを直す

片目だけ水が入る、左右で当たりが違うってときは、鼻ベルトの長さが顔に合ってないことが多いんだ。交換式の鼻ベルトが付いてるモデルなら、1段ずつ変えて、両目が同じ強さで吸いつく長さを探してみて。
サイズ感の選び方

サイズは「レンズの大きさ」じゃなくて「目のまわりのカーブに合うか」で考えるんだ。日本人の顔向けに設計されたモデルは、鼻が低めでも当たりがやさしい傾向がある。子どもや小顔の人は、レンズが小さめのモデルのほうが合わせやすいよ。
- 目元が痛くなりやすい方 … クッションが厚めのモデルを。
- 顔が小さめ・ジュニア … レンズ小さめ+鼻ベルト調整できるものを。
- 練習もレースもこれ1つで … クッション付きレーシング(SR-72系など)が両対応です。
曇り(くもり)対策

くもり対策も覚えておこう。クッション付きの多くは内側にくもり止め加工(アンチフォグ)がしてある。ここを指でこすると加工が落ちるから、内側は触らないのが鉄則だよ。

泳ぐ前に一度プールの水でレンズの内側をさっと濡らしておくと、加工が生きてるうちは水の膜でくもりにくくなる。くもる原因をもとから絶つ習慣は、水泳ゴーグルのくもり止めの記事にまとめてるよ。
メンテと寿命

長く使うためのメンテも大事。泳いだあとは真水で軽くすすいで、日かげで自然乾燥。タオルでレンズの内側をふくのは絶対にやめてね、くもり止めが一発で落ちるから。くもり止め加工は消耗品だから、丁寧に使っても少しずつ効きが弱くなる。練習で毎日使うなら、半年〜1年で買い替えるくらいの感覚でいると、いつも気持ちよく泳げるよ。ゴムベルトが伸びたり、クッションが固くなってきたら替えどきのサインだ。
保管とローテーション

僕はゴーグルを2つ用意して、1日ごとに交互に使ってるんだ。1つを毎日連続で使うより、乾く時間をしっかり取ったほうがくもり止めが長持ちするし、ゴムも傷みにくい。バッグの中で他の道具とこすれるとレンズに細かい傷が入るから、ケースか小さな袋に入れて持ち運ぶと安心。直射日光が当たる車内に置きっぱなしにすると、ゴムが一気に劣化するから気をつけてね。

2つを交互に使うの、すぐ真似できそうです。
クッション付きでよくある困りごと
水が入ってくるとき

コーチ、泳いでる途中で水が入ってくるときは、どうしたらいいですか?

まず締めすぎてないかを疑ってね。クッション付きは締めるほど良いわけじゃなくて、やわらかいクッションがつぶれてすき間ができてることがほとんどなんだ。いったんゆるめて、目元のクッションだけで吸いつかせ直すと直る場合が多いよ。
目元に跡が濃く残るとき

じゃあ、目元に跡が濃く残るときも締めすぎですか?

その通り、跡が濃く残るのも締めすぎのサインだよ。クッション付きは本来、跡を残りにくくするためのタイプだから、濃い跡が付くなら、ベルトをひと回りゆるめても水が入らないかを試してみて。
使い方・注意

最後に使い方の注意点をまとめておくね。
- サイズ調整 … まずベルトをゆるめにして、目元のクッションだけで吸いつくか確認します。締めすぎると逆に水が入ったり跡が濃くなったりします。
- くもり対策 … レンズの内側は指でこすらないこと。くもり止め加工が落ちる原因になります。くわしくはくもり止めの記事を見てください。
- お手入れ … 泳いだあとは真水で軽くすすいで、日かげで乾かします。
もっと泳ぎを良くしたい方へ

練習データを記録しながら泳ぎたい人は、水泳用スマートゴーグルの記事もあわせてどうぞ。

クッション付きの選び方も使い方も、よくわかりました!さっそく自分に合う1本を探してみます!


