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バタ足・キックが弱い子へ|家でできる陸トレと足首の作り方【保護者向け】

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「バタ足を頑張っているのに進まない」「キックだけになると止まる」という子に向けて、家でできる陸トレを紹介します。キックは脚力だけでなく、姿勢、股関節からの動き、ひざと足首の使い方が組み合わさって変わります。

この記事では7種目を紹介します。まずは2〜4種目を週2回ほど行い、そのあとプールで意識することを一つだけ決めて確かめましょう。

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まず結論|キックは「脚力」より「股関節と足首」

  • 進みにくい原因は脚力不足だけではなく、姿勢、股関節からの動き、ひざの曲がり方、足首の向きなど複数あります
  • 股関節から脚全体を動かし、ひざと足首を固めすぎないことが基本。ひざだけを大きく曲げる動きはブレーキになりやすいです
  • 家では痛くない足首の可動域、股関節から動く感覚、姿勢を保つ力を練習します
  • 目安は週2回から。軽い負荷と正しいフォームを優先し、疲労や痛みがある日は休みます

まずは「ひざだけで蹴っていないか」「体が沈んでいないか」を水中で確認しましょう。

ここから、ひとつずつ詳しく見ていきますね。

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なぜキックが弱い?仕組みをやさしく

クロールのキックでは、股関節から脚全体が動き、ひざと足首が遅れて自然に動きます。ひざを完全に伸ばして固めるのではなく、大きく折りたたまないことがポイントです。

足部の向きは、水を後方へ送る効率に関わります。

つま先を自然に伸ばせると足部が水を受けやすくなりますが、力んで足首を固定すると動きが硬くなることもあります。

一方、ひざから先だけを大きく動かすと抵抗が増えやすく、進みにくくなります。ただし、ひざは自然に少し曲がるため「絶対に曲げない」と教えないようにします。

さらに大事なのが足首の柔らかさ

つま先を伸ばしにくい子は、足首を痛くない範囲で動かす練習が役立ちます。足首だけでなく、姿勢や股関節からの動きも一緒に確認しましょう。

だから家では、①足首の可動域 ②股関節から動かす感覚 ③ブレない体幹、の3つを作ります。

コーチ視点のポイント

家トレの前に、水中で「何が起きているか」を一つ決める

キックが進まない原因は子どもごとに違います。ひざ、足首、姿勢を同時に直そうとせず、ビート板キックやけのびキックを見て、最初の課題を一つだけ選びます。

まず見るべき「弱さのタイプ」

弱さのタイプ水中での見え方家トレで狙うこと
ひざから蹴る水しぶきが大きい・進まない股関節から動かすドリル
足首が硬いつま先が伸びず甲で押せない足首の可動(アンクルストレッチ)
脚が開きすぎ体の幅からはみ出る体幹・内ももの意識
腰が反る/沈むお尻から沈む体幹(プランク・ヒップリフト)
脚だけ頑張るすぐ疲れる股関節・お尻・ももの裏

家でできる陸トレ(週2〜3回)

保護者の方へ

足首を手で押す、痛みを我慢させる、疲れた状態でジャンプを続けることは避けてください

成長期の筋力トレーニングは、正しい技術と見守りのもとで軽い負荷から行います。運動中または運動後に痛み、腫れ、跛行がある場合は中止し、必要に応じて医療機関へ相談してください。

※はじめに:成長期の子は軽い負荷・正しいフォーム・大人の見守りが大前提。

足首のストレッチは痛くない範囲で少しずつ。

痛みが出たら中止してください。

足首トレの考え方:足首は一度伸ばしただけですぐキックが変わるものではありません。日ごろから痛くない範囲で動かし、プールではつま先の向きと脚全体の動きを確かめます。

1. 足首のストレッチ(正座で足の甲を伸ばす)

足首をつま先方向へ伸ばすストレッチの例

目的:つま先方向へ動かせる範囲を確認する
やり方:正座が楽にできる子だけ、足の甲を床につけて体重を軽く乗せます。ひざや足首に違和感がある場合は行いません。
目安:15〜20秒 × 2回
見るポイント:反動をつけず、保護者が足先やかかとを押さない。痛みやしびれが出る前にやめる。

2. うつ伏せバタ足(股関節ドリル)

うつ伏せで股関節から脚を動かす練習の例

目的:股関節から脚全体を動かす感覚づくり
やり方:うつ伏せで脚を長く保ち、小さく交互に上下します。速さより、太ももの付け根から動く感覚を優先します。
目安:左右10回ずつ × 2セット
見るポイント:ひざを固めず、大きく折り曲げない。腰を反って高さを出さない。

3. 自重スクワット

子どもが自重スクワットを行う姿勢の例

目的:蹴る土台(お尻・ももの前)
やり方:足を肩幅、お尻を後ろに引いてしゃがみ、立つ。ひざとつま先は同じ方向に向ける(ひざが前に出るのは自然でOK・内側に入れない)。
目安:10〜15回 × 2セット
見るポイント:ひざが内側に入らない。背中が丸まらない。かかとが浮かない。

4. カーフレイズ+トゥレイズ(足首の上げ下げ)

カーフレイズとトゥレイズの動作例

目的:足首まわりを自分で操作する
やり方:カーフレイズは、つま先立ちでかかとを上げ、ゆっくり下ろします。トゥレイズは、かかとを床につけたままつま先を上げ、ゆっくり戻します。
目安:各10〜15回 × 1〜2セット
見るポイント:壁や椅子に手を添え、足首が外側へ倒れない範囲で行う。

5. ヒップリフト(お尻上げ)

ヒップリフトでお尻を持ち上げる姿勢の例

目的:お尻・体幹(腰が沈まない体)
やり方:あお向けでひざを立て、お尻を持ち上げて一直線。
目安:10回 × 2セット
見るポイント:お尻を締める。腰を反りすぎない。

6. プランク

肘をついたプランクの姿勢の例

目的:ブレない体幹
やり方:うつ伏せで肘つき、頭からかかとまで一直線。
目安:20〜30秒 × 3
見るポイント:腰が落ちない・上がらない。

7. 足首の反発(縄跳び/ポゴジャンプ)

小さなジャンプで着地を練習する例

目的:軽いジャンプのリズムと着地を練習する
やり方:滑らない場所と運動靴を用意し、縄跳びか、その場で小さく跳びます。
目安:15〜20秒 × 2セット
見るポイント:高く跳ばず静かに着地する。足首・ひざに痛みがある子、着地を安定させられない子は行わない。

メニュー例

メニュー種目目安
A:動きづくり足首ストレッチ/うつ伏せバタ足/ヒップリフト各1〜2セット、約5〜8分
B:姿勢と着地スクワット/カーフレイズ/プランク/小さなジャンプ各1〜2セット、約8〜10分

毎日行う必要はありません。まずは週2回、フォームを保てる2〜4種目から始めます。水泳練習やほかのスポーツで疲れている日は休みましょう。

避けたい練習

避けたい例理由
ひざから強く蹴る練習自転車こぎのクセが固定される
足首を痛いのに無理に伸ばす関節を痛める
脚だけ速く動かす疲れやすく、推進につながりにくい
腰を反ってバタ足腰に負担・沈む原因

水中へのつなげ方(チェックポイント)

  • 股関節から動き出せているか
  • つま先が伸びて甲で押せているか
  • 脚が体の幅に収まっているか
  • 腰が反らず、体が一直線か

チェックはビート板キックで25mのタイムけのびキックで進む距離が分かりやすいです。

声かけのコツ

声かけは一度に一つに絞り、できた動きを具体的に伝えます。「もっと強く」「もっと速く」だけで急かさず、本人が水中でどう感じたかも聞きましょう。

  • 「足の付け根から、小さく動かしてみよう」
  • 「足首の力を少し抜いてみよう」
  • 「ひざを大きく曲げず、脚を長く使おう」
  • 「まず小さく。速さは形ができてから」

まとめ

進むキックは、姿勢を保ちながら股関節から脚を動かし、ひざと足首を自然につなげることで作られます。

家トレで動きと姿勢を練習したら、プールで「進みやすくなったか」を一つずつ確かめましょう。

まずは週2回、2〜4種目から。痛みや疲労がなく、本人が前向きに続けられる量を選んでください。

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お子さんのキックを一度見てほしい、という方はプライベートレッスンでもご相談いただけます。

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