
コーチ、ピーナッツパドルという小さいパドルが気になっているのですが、普通のパドルと何が違うんですか?

お、いいところに目をつけたね。ピーナッツパドルは「水をかく」んじゃなくて「水を切る感覚」でキャッチの面を整える道具なんだ。今日は使い方をじっくり解説するよ。

ぜひお願いします、コーチ。
まず結論|ピーナッツパドルは「水を切る感覚」を育てる

結論からいくよ。ピーナッツパドルはキャッチの面を整えたい人に向いた道具なんだ。要点はこの3つ👇
- 「水を切る感覚」でキャッチの面を整えたい人向け → 手のひらの向きが意識できる
- 小さめを選ぶと手先主導の感覚が育つ → サイズ選びが効果を左右
- 力まず軽く保持 → 握り込むと効果が薄れる
大きさより「感覚」。小さめを軽く持つのがピーナッツパドルの使いどころです。

大きさより感覚、なんですね。順番に教えてください。
水を“切る”感覚でストロークを見直す

ピーナッツパドルは、ストロークメーカーのように「水をかく」んじゃなくて、「水を切る」発想から生まれたボート型のパドルなんだ。手や腕の角度によって左右に流れることもあるから、自然と理想的なフォームに修正を促してくれる仕組みなんだよ。

それに、パドルを外して泳ぐと水を切る感覚が消えるから、キャッチへの意識が高まって、普段より丁寧に水を捉える動きが身につくんだ。

外したときに効果を実感できるんですね。
使用方法と泳法ごとのコツ

持ち方は泳法ごとにちょっと違うよ。
- クロール:小指と薬指を密着させ、親指はパドルの角に添える
- 背泳ぎ・バタフライ:親指を人差し指にしっかりと付け、小指は軽く添える
- 平泳ぎ:握らずに軽く保持する程度でOK

平泳ぎは軽く持つだけでいいんですね。
サイズ選びのポイント

サイズは「中指の第一関節と第二関節の間」に収まる程度を目安にしてね。

大きすぎると肘から引いてしまうクセがつく可能性があるから、やや小さめがおすすめだよ。サイズ表はこんな感じ。
| サイズ | 全長 | 幅 |
|---|---|---|
| S | 13cm | 6.2cm |
| M | 15cm | 7.2cm |
| L | 17cm | 8.2cm |

なるほど、S・M・Lで全長と幅が変わるんですね。
おすすめサイズの目安

泳法と性別・年代でおすすめサイズの目安があるんだ。下の表を参考にしてみて。
| 泳法 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| バタフライ | S(小学生〜大学生) M(大学生〜社会人) | S(小学生〜社会人) M(高校生〜大学生) |
| 背泳ぎ | S(小学生〜高校生) M(高校生〜社会人) L(大学生〜社会人) | S / M |
| 平泳ぎ | S / M / L | S / M / L |
| 自由形 | S(小学生〜中学生) M(中学生〜社会人) L(高校生〜社会人) | S(小学生〜中学生) M(中学生〜社会人) |

自分の種目と年代で見ればいいんですね。
ゴムの取り付け方

パドルを落とさないように、ゴムは慎重に固定してね。手順はこうだよ。
- ゴムチューブ(親指・小指用):それぞれ24cm、36cmの長さで計120cmを使用
- 各チューブを5cmごとに切って、計4本にカット
- ゴムを穴に通し、指の長さに合わせてしっかり固定

5cmごとに4本、ですね。メモしておきます。
トレーニング方法(森 隆弘氏の推奨)

具体的なトレーニングメニューも紹介するね。
- 基本は「25m × 10本、30〜40秒サイクル」
- EN3〜EN4レベルでのスピードを意識し、10本ごとにハードセットを追加
- アイデアとしてセット間にピッチやフォーム確認を行うドリルを組み込むことで、より効果的に

25m×10本…なかなかしっかりやるんですね。
森 隆弘コーチのワンポイントアドバイス

森 隆弘コーチは、こんなふうに言っているよ。
“泳ぎを修正する考えや技術を持っていない選手ほど、感覚を養う練習が必要。
特にフォームの再現性を高めるには、タイムロスを生まないストロークの確立が不可欠。
ピーナッツパドルは、そういった基本の型を体に教える良きパートナーになります。”
練習での使い方|ドリル例

僕自身は、ピーナッツパドルを「水を切る感覚」を磨きたい日に使うんだ。手や腕の角度がずれると左右に流れるから、自然とキャッチの面を整える練習になるよ。

おすすめのドリルはこの3つ。
- スカーリングで面づくり:けのび姿勢で前方スカーリング 15m×4本×2セット。手先で水を逃がさず、面が決まる角度を探します
- 丁寧キャッチスイム:自由形 25m×8本×2セット、30〜40秒サイクル。流れない角度を保ったまま、いつもより一段ていねいに水を捉えます
- あり・なし切り替え:パドルあり25m → なし25m を 25m×8本×1セット。外したときに水を捉える意識が高まるのを確かめます

「あり・なし切り替え」、さっそく試してみたいです。

小さめサイズを選ぶと肘から引くクセが出にくくて、手先主導の感覚が育つよ。握り込みすぎると効果が薄れるから、力まず軽く保持するのがコツ。違和感が出たら距離を短くして調整してね。

力まず軽く、ですね。覚えておきます。

ピーナッツパドルは、感覚を育てるいいパートナーになる。焦らず軽く持って、キャッチの面づくりを楽しんでみてね!

はい。さっそく小さめサイズから試してみます。ありがとうございました、コーチ。

